眠り
テルテル坊主
いつの頃だっただろう
明日が来るのを恐れていたのは
思い通りの毎日に充実して
君がいたことを喜んだ毎日
無くなってしまうんだろうか?
失ってしまうんだろうか?
いつだったろうか
なくなった毎日を思って眠るのは
焦がれてしまう闇に落ちるような感覚
また朝日とともに襲われる喪失感
いつからだろう
なくなったことを忘れた凪期を抜けた時
思い出してしまった
忘れられた枯れ木に水を与えてもう一度
無くなってはくれない
深く深い根を張っている
焦がれる闇に縛られた心
キリキリ
悲鳴きをあげる
もう会えないの?もう消えてしまったの?
また闇がおとずれる
今日も君を思って
闇に焦がれてしまおう