眠り
テルテル坊主

いつの頃だっただろう

明日が来るのを恐れていたのは

思い通りの毎日に充実して

君がいたことを喜んだ毎日

無くなってしまうんだろうか?

失ってしまうんだろうか?


いつだったろうか

なくなった毎日を思って眠るのは

焦がれてしまう闇に落ちるような感覚

また朝日とともに襲われる喪失感


いつからだろう

なくなったことを忘れた凪期を抜けた時



思い出してしまった

忘れられた枯れ木に水を与えてもう一度

無くなってはくれない

深く深い根を張っている

焦がれる闇に縛られた心

キリキリ

悲鳴きをあげる

もう会えないの?もう消えてしまったの?


また闇がおとずれる


今日も君を思って


闇に焦がれてしまおう


自由詩 眠り Copyright テルテル坊主 2008-05-05 05:11:02
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