酸素バーに浮遊
鎖骨




出来なくなって死ぬのは仕方ないが
したつもりになったり出来ないつもりになって死ぬのは馬鹿だ
傷や染みのひとつない手は綺麗だがそれだけであるように
日付変更と同時に更新しなくてはだめだ
そしてその為には捨てなければならない
日々に日々を捨てていくこと
粛々とあること
天と地と風と水はある
お前には何がなくて何があるのか
必要であるものが見えていなかったりはしないか
口だけにならないために口を捨てろ
頭だけになってしまうなら首から上を
お前はひとり限りなく広さを眺めているひとり
そしてその中に入ることもその広さを内に持つことも出来る
ひとりであることに必然を見出すなら





自由詩 酸素バーに浮遊 Copyright 鎖骨 2008-05-03 21:47:42
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