白い食卓
ニシオギユウ

しわひとつないテーブルクロスに、鮮やかな花々。
ポーカーフェイスの給仕に椅子を勧められ、席に着く。
差し出されたメニューは白紙で、けれど彼は静かに問うのだ。

「ご注文はお決まりですか?」

何があるのだろう。
何が出てくるのだろう。
私は何が欲しいのだろう。




2004.08.31.Tue


自由詩 白い食卓 Copyright ニシオギユウ 2008-04-24 13:52:43
notebook Home 戻る