徒然 九
鎖骨
いつかいつかってそればかりの日々だけど
いつかももしももここへは来やしないよ
お金があって時間があって棲みきれない広い家があって
死ぬまでに味わいきれないと思えるほどにある食べ物に飲み物
そいつらに囲まれることの退屈とむなしさってやつが
どんなものか知ってみたくはないか
ねえ、君
つまらないね
あれもこれもそれもどれも
増えすぎちゃあいけなかったんだ
けれども
今更どうしようもないじゃないか
自由詩
徒然 九
Copyright
鎖骨
2008-04-23 01:13:35