somewhere over the rainbow
逆島夢子

ララバイの音にかかる虹の向こう側
踏みもしない舞踏にみるその土地に
わたしは夢をみていたことがあるの

星の肩で目を覚ますといつもの青空は遠く
悩みごとはレモンのように溶け
わたしはその白濁の中にいるのよ

見たことのない小鳥が虹を超えるのだけど、
その小鳥の色がわからず
わたしはその色を映して、自分の色も失ってしまう



この多幸感はわたしだけのもの


自由詩 somewhere over the rainbow Copyright 逆島夢子 2008-04-21 17:09:05
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他人の自分