力なき反抗の詩〜チベットの友へ
choco3594

数が多いというだけで
強気になっている
本当に大切なものを
忘れてしまっている

力など所詮愛という
大いなるものの前には
無力なものに過ぎないのが
見えていないのか

生き方が違うだけで
他人を押さえ込むなど
誰にも出来るはずなど
無いはずなのに

友よ 遥か永い闘いだが
友よ 僅か少ない望みだが
瞳の中に 希望が遺るなら
この胸に燻ぶる 熱い想いを
どうか遣ってくれ

嗚呼 今日も風が奮えている
嗚呼 果てのない空も泣いている
                  
                   遠くにある悲しみにも
                   目を開いていこう
                   近くの快楽だけで
                   生きてはいけないんだから

                   力なき反抗だと
                   嘲り笑われても
                   真実の優しさが
                   欲しいだけだよ

                   人は誰でも幸せを
                   望んでいるはずさ
                   他人の不幸を笑うやつが
                   いるはずはない

                   誤魔化しや嘘などに
                   育まれるなど
                   どんな時でも
                   絶対にしたくはないから

                   友よ 遥か永い闘いだが
                   友よ 僅か少ない望みだが
                   胸の中に 光が宿るなら
                   頬に落ちる熱い涙の意味を
                   どうか解かってくれ

嗚呼 祈りの中に人が目覚めて
嗚呼 笑い 抱き合い 赦し合う
嗚呼 そんな僕らの時代を作ろう


自由詩 力なき反抗の詩〜チベットの友へ Copyright choco3594 2008-04-16 06:57:04
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