むちゅう/さらさら
唐草フウ
だれを想うわけでなく
誰のせいにもせずに歩きたい
散る雨の中
見えるひと
見えない人が
残りの粒をひろげて、
足の跡をのこすから
いつかは、わかること
頼らずにいきてるんだと
豪語しては相手に 乗っかって
肺から灰を吐く
(たまに火も出す)
それを鎮めてくれるもの
ダレ?
いきがる偏頭痛の脈も
小雨のようなやさしさで流れたら
かなわないだろう
だれを想うことなくひとり
自分さえも責めないと決めて
歩く雨の夢中
自由詩
むちゅう/さらさら
Copyright
唐草フウ
2008-04-10 19:23:28
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