私の夜空
石畑由紀子

 
遠吠えの先端を夜に梳きこんで星にまぎれた魂ひとつ




恒星は渦巻く夜を抱きしめる 輝いている自覚はなしに




思い出が次の一歩の糧となる 今はもう亡きあの赤い星




暗闇で荒れ打つ君のモールスが震わせている私の夜空











短歌 私の夜空 Copyright 石畑由紀子 2008-04-06 01:42:56
notebook Home 戻る