カーペットの上で
白昼夢

たくさんの夢が過ぎていったカーペットの上
歳月だけが流れ、後に残ったのはゴミだけだった

積み上げた夢は崩れ落ち、私には何も残らなかった

新しいカーペットを敷く

クリーム色の憂鬱が広がる
遠い記憶に残った肌の温もりと感触はもう消えてしまった
今日もまた、カーペットの上で夢は流れていく

帰ってこない日々を切望する空気をはらんだまま


自由詩 カーペットの上で Copyright 白昼夢 2008-04-05 04:16:59
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