【春の風物詩】
つむじまがり
狂人のフリをしてみたけど 至って冷静だった
詩人のフリをしてみたけど あくまで現実的だった
幸せなフリをしてみたけど やっぱり後悔は消えない
春になると エネルギーが 湧いてくる
春になると 湧いてきたエネルギーが 行き場を求める
春になると 四方八方に エネルギーが放出される
「それは 一時的なものよ。」
遠くからあなたの声が、内側から私の声が
エネルギーの終わりを予言する
その声に
今の私は従わない
桜は まだ 散っては いない
冷静に狂人のフリをして
現実的に詩人のフリをして
後悔をひっくるめて幸せなフリをして