Dizzy Gonna Crazy
たいにぃぼいす

あの街で暮らす為
奴は売人になった

フランスパンの

売人って言葉に敏感になれるなら
潜む危険も嗅ぎ分けられる

気付ける事に気付かない時の無防備さ
足元に注意し過ぎて傘を忘れたりしてさ

いちいち言葉を選んでられない
いちいち言葉を選ぶ知恵も無い
のに

人を殺すな、と言った誰かが
クズみたいな友達クズを見捨てた日の午後には
言葉を、選んで、選んで、選んで
寝る前の挨拶でさえ字を伏せんだ

「おや○み」

狂ったらもう僕らは終わりだね☆



暴力的な衝動に駆られる男と
涙を101ドルで売った女が
橋を渡りながら罵り合ってる

彼らは幸せそうに
「そんなのはロックじゃない」
という思考停止を
「そんなのはロックじゃない」
と笑い飛ばして月を狙い撃った

“B a n g !”

とりあえず落ちるわけが無かった



夜は誰の目にも平然なままだった
何者かが見張ってて狂えないって事だ


自由詩 Dizzy Gonna Crazy Copyright たいにぃぼいす 2004-07-04 20:50:58
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