花は語ると言っても花言ではないのだ
木屋 亞万

許すから風に微笑む雪柳かつての罪人への返事か



小米コゴメちりばめ咲く花の追い風に隠れる笑顔と剥がれた小雪



紫の裸の菊を見た朝に都忘れた事を忘れない



弦弾き戦伝えた法師なら今の世の乱何と歌うか



墨入れの閉ざされた中に花の種花びらのむらさき残る壁



こんもりと木蓮開く鼻のさき欲情してたティラノサウルス



たん、ぽぽん朝の8時に公園でギザキザの歯でけんけんぱした



次にまた桜咲く頃に逢おう十月桜は冬にも咲くから






短歌 花は語ると言っても花言ではないのだ Copyright 木屋 亞万 2008-04-02 00:27:55
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