めた
　　　　なに　　る
　　　み　　　　　め
　　　だ　　　　　と
　　　　をな　　も
　　　　　　がし
　　　　はさ　　わ
　　　れ　　　　　めく
　　そ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　向こうの路の茂みから
　　　　　　　　　　　　　　　　　　稚児のこえが身体の奥に
　　　　　　　　　　　　　　　　　脚を捩じ込まれた蛙の様に
　　　　　　　　　　　　　　　　鳴っているこの耳はとうに空
　　　　　　　　　　　　　　　　もはや聴こえる筈のない雀蛾
がこあごあのらとばよやおがこあ　　の蛹なぜか畸形の声だけが
おがこあごあのらとばよやおがこあ　　　　　限りなく限りなく
とばよやおがこあごあのらとばよやおがこあ　　真円な渦を巻く
とばよやおがこああごあのらとばよやおがこあ　　　　　　もあ
ごあのらとばよやおがこああごあのらとばよやおがこあ　　しの
ごあのらとばよやおがこああごあのらとばよやおがこあ　　仮時
らとばよやおがこああごあのらとばよやおがこあ　　　　　にに
とばよやおがこああごあのらとばよやおがこあ　　きっととどく
ばよやおがこああごあのらとばよやおがこあ　　の声は彼に轟く
よやおがこああごあのらとばよやおがこあ　　親に殺され忌み喪
やおがこああごあのらとばよやおがこあ　　仮定の上の母も父も
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　たった一人で歩く夫婦
　　　　　　　　　　　　　　　　　　私と腕と耳を千切り捨て
　　　　　　　　　　　　　　　　　腕のない親を呼ぶ悲しくて
　　　　　　　　　　　　　　　　向こうの路の太ったチェロと