さくら祭り
小川 葉

冬の吹雪と
春の桜が散る様子は
趣が似てるように思う

そんな時僕は
大の字になって寝そべり
雪と桜に埋もれて
何か大きなものとひとつになるまで
ずっと、そうしていたものだ

積もった雪を集めて
雪像をつくるのが雪まつりなら
散った桜で何をつくり
何をまつればよかったのだろう

北の春は遅く
ゴールデンウィーク頃
また故郷に帰れたらいいと思う

今年も桜は散り
何をまつるべきかわからないまま
大の字になって寝そべり
僕は生きている限り
丘の上でずっと、そうするのだろう

雪と桜に埋もれて
何か大きなものとひとつになるまで


自由詩 さくら祭り Copyright 小川 葉 2008-04-01 00:20:00
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