あなたの横顔
あなたの香り
私を惑わす低い声

不器用な指先
じらすような返事

抱き締められたときの暖かさ
私を見つめる視線

自分を見失うほどに私はあなたの虜だった


手が届かないから意味があり

全てが美しく感じる



手に入れようと必死だった私と
手に入れた後の私

あのとき同じ今の私があの時と同じ今のあなたを見るとき

あれは夢だったのかもしれないなんて思ったりする



あの時の私とあなた
今の私とあなた



同じなのに



あなたの横顔に心の中で聞いてみる

あの人はホントはあなただったの？
って