きみをおもいだす
アルビノ

きみをおもいだす

よるはいつも暗く
窓に映るぼくはすこし歪んでる
あめが降れば街は滲んで
みずたまりに落とした絵の具のようさ
揺れて、染みて、きみになる

あさはいつも正しくて
羽ばたく鳥の羽音だけ認めているようだ
ぼくはいつも抜け出せないベッドの中
何度もまどろんでは朝をやり過ごす
夢の中浮かんでは消える
生まれては死にゆく
きみのかげ

2つの目の前で左の手を開いたり握ったり。
きみのかたちをおもいだしても
春の風がさらってく


季節のすきまで手をはなした
きみをおもいだす

忘れてしまうから
きみをおもいだす


自由詩 きみをおもいだす Copyright アルビノ 2008-03-24 10:16:40
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