スーパーマンになりたくて
短角牛
ずっと
強い人がスーパーマンだと思ってた
後に
困ったときに助けてくれる人だと思い直した
そして
大切な人を守れる人こそスーパーマンだと知った
でも
守る優しさを押し付けるのは悪者だとも知った
最近
僕は自分がスーパーマンじゃないことを認めた
わりと
あっさりとしっかりと
明日
スーパーマンはどんな顔をするかな
やっぱり
いつものように空をとぶのかな
みんなを守るのは
誰かを守るのとは違う
僕は
君を守りたい けども
十年以内に君がウェディングドレスを着て
隣に立ってる阿保面を
僕はうらやましく思ってしまうから
スーパーマンは
はるか 向こうの山の上
高らかに笑っているよ