スーパーマンになりたくて
短角牛

ずっと

強い人がスーパーマンだと思ってた

後に

困ったときに助けてくれる人だと思い直した

そして

大切な人を守れる人こそスーパーマンだと知った

でも

守る優しさを押し付けるのは悪者だとも知った

最近

僕は自分がスーパーマンじゃないことを認めた

わりと

あっさりとしっかりと

明日

スーパーマンはどんな顔をするかな

やっぱり

いつものように空をとぶのかな



みんなを守るのは

誰かを守るのとは違う

僕は

君を守りたい けども

十年以内に君がウェディングドレスを着て

隣に立ってる阿保面を

僕はうらやましく思ってしまうから



スーパーマンは

はるか 向こうの山の上

高らかに笑っているよ


自由詩 スーパーマンになりたくて Copyright 短角牛 2008-03-22 01:15:55
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