沢山の年齢がある
それは日々流動的
社会に出て、沢山の年齢と関わりだした（大人になったかは知らないし大人の定義は更に曖昧だ）。

十年を経て変わったことは、例えば仕事を覚えてお金を貰って生活をしている
また、君の体温や体臭や声や態度や舌の意味
変わらないことは数え切れない

変わらない事と変わる事を悪く良く良く悪く、
日替わり歩く度戯れ事としてばら捲く。

沢山の年齢がある
沢山の年齢と関わり、
年齢とは何か
経験の差や考え方や体力や情熱や
関係無い有る有る無い片手間にペンでも廻すように

只数年の違いでも私自身よりこぼれる声は異なることがあるのだ
そして戻りたいとは思わない、幸せなのだと思う。

十年後、今の私の詩を空に向かって読み上げよう

今の君の年齢になった私を、君はどう思うだろう
私は何を思うのだろう

隣には誰がいて
誰を求めているのだろう。