カメラは要らなかった
こゆり

ひとり部屋

にも関わらず

感じる別の温度

わたし部屋

にも関わらず

散らかされた言葉たち


わたしが私から

出ていくことはないから


それもこれも

全部ひっくるめて

大事にしよう、

受け入れよう、と


暗い天井を見上げて思う

そこに君の顔が映らなくても


探さないよ、だけど

忘れないよ

君が私を忘れても


明日は

早起きして

鳩が群がる公園に

でかけよう

早くなった

朝日を浴びながら


きっと

空が

とても青いから


自由詩 カメラは要らなかった Copyright こゆり 2008-03-15 22:54:16
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