黒い、の
プテラノドン

都会のエレキな夜に
吸い込まれるように
まっすぐ飛ぶ
黒い、の

公園ベンチの下
ぼやけた地面に
腑抜けのゴミ共が
寄せ集められる

「それは違うだろ」
「いいや、違わない」
「気違いだろ」
「気違いか」

街灯の絶頂に
糞を落とした黒い、の
ヒューズが飛んだ
泣き出しそうだー空も、
黒いの


自由詩 黒い、の Copyright プテラノドン 2008-03-14 19:15:24
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