鳥目
ゆうと
死ぬならこの場所だ
そう君が言った
屋上
鮮明なメロディ
口ずさんで
いつかの君は
青空に
とけて
消えていってしまった
屋上には
白い羽根が
おちていた
ぱらぱらと
降っているのは
なみだ
上を向いて
口を開けた
すこしだけ
甘い味がした
夜になると
見えなくなる星
それが君だった
自由詩
鳥目
Copyright
ゆうと
2008-03-13 22:47:22