ポルカドット
嘉村奈緒

ちいさな姉さんたちが
あぜ道を鮮やかに歩いていく
カモミールとか
ベルガモットだとか
とても香りの良い会話をしながら
ちいさな光る粒を落とし
それを知らずに踏んでしまうと
しばらくの間、香りの良い足跡が取れない









 


自由詩 ポルカドット Copyright 嘉村奈緒 2008-03-13 01:18:24
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