明日へ
Etuji
過ぎ去った日が
空に帰る
桃色の囁きが枝にゆれる
泳ぐ手が雲の向こうに消えて
祈るように風が舞う
誰かの嗚咽がピアノソロのように聞こえる
確かな足取りで
その塀の向こうを通り過ぎていった人がいるのだ。
自由詩
明日へ
Copyright
Etuji
2008-03-12 20:38:26
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