戦争がなくなっても子供たちの心は平和ではない
青年たちの心も
大人たちの心も平和ではない
人間関係に悩み
自信の無さに悩み
何も
変えることのできない日常に悩む

わかりやすい悪は戦争だが
わかりにくく、
解決のできない悪がそこかしこにあるのだ
悪魔などいない
神などいない
悪は人間が作り出しそして
傷つけ合う


自分を離れて
あっちをふらふら
こっちをふらふら
空の雲になって風に流される
野の花になって雨に打たれる

魂の無いものですら
自分の思うがままにはならないのだ


神がいるとすればそれは
生に感謝した時
誰もが　いつか