麻生ゆり

今、私はただの小娘だから
恋に恋い焦がれている
誰かにこの寂しさを埋めて欲しいのだ
だからただひたすらに焦がれている
ひらり ひらりと冬に雪が舞い散るころ
また新たな恋がしたい…

今、私はただの小娘だから
恋に恋い焦がれている
もう二度と辛い恋は終わりだ
だからただひたすらに焦がれている
春の訪れのように
暖かな恋がしたい…

今、私はただの小娘だから
恋に恋い焦がれている
いつも一緒にいてなんて言わないから
だからただひたすらに焦がれている
夏の熱さに負けぬよう
激しい恋をしてみたい…

今、私はただの小娘だから
恋に恋い焦がれている
それはひとつの一途な想い
だからただひたすらに焦がれている
秋がきて木々の葉が落ちようとも
変わらぬ恋を貫きたい…

今、私はただの小娘だから…


自由詩Copyright 麻生ゆり 2008-03-08 01:11:04
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