居酒屋回想録
木屋 亞万
メニュー見て嬉しそうに悩んでる君悩ましく恋なりがたし
酒を飲め肴につまめ明太子 伝う思いを整理しておけ
軟骨の唐揚げを噛む唇が妙に艶やかレモンの香り
カルピスのチューハイ飲んで輝かす瞳の奥に白い原液
大声で話せて笑える居酒屋が夢を語れる最高の場所
こいつがさ好きだったんだぜお前をさ 春来る前に伝えてしまえ
あら私好きだったのは先生よスーツの背中咳ばらう肩
年上が好きだと君が言ったから同いの僕は無理だ記念日
グラス持つ指に光れる金剛の約束の輪は認識の外
しあわせと不幸せの間には思い出たちが横たわってる
生きるとは昨日の自分を超える事何てこたない言ってみただけ
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