うるう人
小川 葉

橋がかかる
四年に一度だけ同じ日に

同じ人に会う
きっと同じ思いで川を見てる

同い年なら結婚しよう

私はもう百五十六歳よ

消えていく
橋を渡りながら消えていく

そこは花が咲くところ
時が続く限り
間違えないで春は来る


自由詩 うるう人 Copyright 小川 葉 2008-03-05 23:53:54
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