目覚める前に
よしおかさくら
あのひとのいる
夢の味はコーヒー
苦く透きとおって
わたしの肌の内側を
密かに磨き上げる
砂糖もミルクも要らない
香りが逃げてしまう前に
その温もりをちょうだい
あのひとがいる
わたしの心のなかに
よく覚えている
コーヒーと同じ魅力
香りが逃げてしまう前に
その温もりをちょうだい
自由詩
目覚める前に
Copyright
よしおかさくら
2008-03-04 09:37:06
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