lisp
ゆうと
風が吹いて
君のスカートがゆれる
音がする
さらさらと
うつむいていてもわかる
もうすぐ春だねと
君が口にすると
なんとなくそこらじゅうの空気が集まって
ふわっと放たれる気がする
気がつくと
まどろんでいた
きこえるのは
さらさらという音
君の歩いたあとには
花が咲いている
ああ
君が春を呼び込んでいるのかもしれない
名前の知らない君が
自由詩
lisp
Copyright
ゆうと
2008-02-29 15:47:56