空のあおさに
伊那 果

 そこには
 斬新な空があった
 お手玉のように言葉を放りなげて
 駆け出してゆきたくなる
 そんな空があった
 
 ああわたしも
 多分飛ぶことができる
 一つの塊
 
 そうわたしは
 愛を注ぎ注がれる
 一つの魂

 雲ならば
 どこへ流れていったろうか


自由詩 空のあおさに Copyright 伊那 果 2008-02-24 13:47:53
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