橋
小川 葉
橋はもうないのに
人は渡っていくのだった
橋の向こうには
もう誰もいないのに
それでも会いにいくのだった
いつからか
橋を渡り終えると
振り向く癖があるように
自由詩
橋
Copyright
小川 葉
2008-02-23 23:24:52