傘もささず、立ち尽くしたら雨だった
涙(ルイ)

雨の街 ただ歩き続けて
意味もなく笑ったりした
ずぶ濡れでもかまわないから
生きてみようとした

弱いのですか 弱いのですね
ダメになることすらできない

相変わらず空は雨を落としてる
ボクはそれを眺めながら
理由もなく泣いてみたりした
格好悪くてもかまわないから
強くなろうとした
バカみたいだね バカみたいでしょ
棄てることさえできない
行き交う人々がみんな
平気そうな顔して歩いてる
どうしてみんな
そんな顔をしていられるの
こんな雨の中でボクは
ひとりぼっちです


自由詩 傘もささず、立ち尽くしたら雨だった Copyright 涙(ルイ) 2008-02-18 20:17:16
notebook Home