イグジスト
caleha






どれだけできたって
誰かに好まれたって
救われない僕がいるんです


どれもが半端だって
なんにもなくったって
ひっくるめて自分なんです



残りわずかになった冬景色に
寂しさなんて降らせるつもりはないよ
怯えた気持ちに苛々しなくていい




こうやって僕は生きてきた
だから
こうやって僕は死んでいく




目には映らない 大きな大きな流れに
ときに逆らったり 溺れたりして



辿り着いた人生の幕
孤独と隣に居合わせても
恐れることなんてない



太陽の下で呼吸した
雨の夜に息を潜めた
僕は確かにそこにいたんだ



自由詩 イグジスト Copyright caleha 2008-02-17 06:53:01
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