イグジスト
caleha
どれだけできたって
誰かに好まれたって
救われない僕がいるんです
どれもが半端だって
なんにもなくったって
ひっくるめて自分なんです
残りわずかになった冬景色に
寂しさなんて降らせるつもりはないよ
怯えた気持ちに苛々しなくていい
こうやって僕は生きてきた
だから
こうやって僕は死んでいく
目には映らない 大きな大きな流れに
ときに逆らったり 溺れたりして
辿り着いた人生の幕
孤独と隣に居合わせても
恐れることなんてない
太陽の下で呼吸した
雨の夜に息を潜めた
僕は確かにそこにいたんだ