君に発信したエラーメッセージはきちんと届きましたか?
ピッピ
伝えたいこともなく君は背中の彼方に
誕生日はただの24時間であり
裸もただの曲線であった
一つも通じないランゲージが
シーツの上で収束していく
こうしてまた季節は過ぎるのだった
今年は珍しく夏より先に秋が来たから
もうじき暑くなるのだろう
ひびの入った窓硝子から
秋の原子が注ぎ込まれる
目を瞑るより長い時間
目を開けていたはずだったのに
覚えていない
書き表したこと、写真に写したこと
そして、真実ではなかったこと
有限だったね
だめだと言うことも
だめだと言うことがだめだと言うことも
だめだと言うことがだめだと言うことがだめだと言うことも
ぜんぶ
言葉では足りないものを
補い合うための夜なのに
そんなところに言葉はないと
あたりまえのことに文句をつけて
秋風に身を凍らす