さよなら
見崎 光



瞳を反らされるたびに
鈍い音が響きます

背中を見送るたびに
激しい刹那が襲います


近付く距離の真実は
遠退く距離を意味し
追ってはいけない足跡と知りました


決断の揺らぐ一瞬に
泣けない弱さを積み重ねて
現実を誤魔化してきたけれど
もう限界なのでしょう



そろそろ泣いてもいいですか?
洗われていく心と共に
きっと明日をしっかり踏みしめて
歩いてみせますから…


さよなら







携帯写真+詩 さよなら Copyright 見崎 光 2008-02-09 22:30:01
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