銀河 ★
atsuchan69
誰の手にも負えない
お前たち自身の肌寒さが
漏れ吐く息の、
ごくまぢかに訪れて
今日もくたくたの
ダンボールと引換えに
アレやコレやすべてを燃やし、
煙りながら一日が終わる
小賢しい、
世の、
いっさいを棄てた
なれの果て
それでも此処には
ガラス瓶の底の数滴の酒と
人と人とを罵る、
災いだらけの口がある
赦しがたい、
夜の沈黙の所為で
お前たちは今夜、
この場所に眠るのだ
高架ごしに覗いた
かがやく星々を仰いで
――おやすみ、
‥‥銀河。
立去るぼくの声も白いよ