文字のとおり
捻りなんて何もない

暗い
冷たい
厳しい
季節
でもその下で
新たにはじまるものがある

暗いからこそ
明るさを
冷たいからこそ
温かさを
厳しいからこそ
優しさを

この季節の美しさ
はたして
気づいてくれるだろうか
感じてくれるだろうか
そして何より
気に入ってくれるだろうか
美しい　冬　を

その意味を聞かせるのは
先のこと
その意味を理解できるようになるのは
おそらくもっと先のこと

名を語ってくれた
周りには当然のようにいる存在
それがいないことを
悲しむかもしれない
嘆くかもしれない
怒るかもしれない
そんなときは
ただただ抱きしめる

いま一度
あらためて
こんにちは
わたしの
美冬