ぴーたーぱいぱー
まどのしたに
おんなのひとたち や
きのう おんなだったひとたち
あした おんなだろうひとたち
が
おちちと おなかを やわらかいいきもののようにだいて
ならんでいるのでした
ふくをきていないではないですが
ひどく きつく だいているのでした
うわくちびると
したくちびるを
あわせたり はなしたり
ぴち ぴち と つまづいたようにして
かみのけをむすんだり といたり むすんだり
ぴーたーぱいぱー
いわれないはやくちことば を
いわれないはやくちことば を
おゆがわくのはきょうではない いまではない
まどがひらくのはきょうではない いまではない
わたし や わたし や わたし が
まどのどちらがわにいるのか
わたしたちはしらない
おなかがいたい
おなかがいたい
ぴーたーぱいぱー
わたしたちはしらない
おんなのひとたちは
くちばしやはねやべんりなことばがあるでもないので
まるごと たばになって
ゆか か つちか ともあれそのあたりを
ぴち ぴち ほりかえして
どこかへいくそうだんばかりしていました
ぴーたーぱいぱー
ぴーたーぱいぱー