思ったよりも少なかったやかんの水を
勢いよく蒸気にかえたものだから
紅茶を煮出すにはとてもとても足りなくて

カンカンのやかんが
今朝の水の冷たさにひび割れないか
ビクビクしながら水を足す


旅立った君と伴侶に紅茶で乾杯！
お幸せに。
いいな、常夏。

私も行きたいな。

なんて。
時間も
余裕も
財布の中身も足りないくせに
・・・ムリムリ


やりたいことと
やらなくちゃいけないことと
できないことと
グチャグチャになって
熱は今日も下がらない


飛んでいきたいのは私なのに


苦い紅茶に舌鼓
大人を気取るから
苦しかったのか


今日も熱に浮かされ
不眠も続く


眠りたいのに
頭も働かないのに
朝はくるから
動かなくちゃ
電池が全てを出し切るまで


常夏の太陽ばかり
心が追うから馬鹿なのよ

そんなに何にこだわって
追いかけて
心だけが空回り
取り残されて
前に進めないどころか
　　　　　　　けつまずく

こんな私を知ってか知らずか
優しいような
冷たいような


忘れなきゃ
答えださなきゃ
前に進まなきゃ

錆びないように
磨かなきゃ
負けてられない・・・花嫁に勝てやしないけど

急がなきゃ
急がなきゃ
いそがしいのよ
あれとこれと
全部　全部　


だめだこれじゃ
追いつけない


もう、追いつけない



諦めなくちゃ　　

・・・・涙・・・・・

心と連動した


頭と連動してくれない


体は先に気付いて悲鳴をあげたのかな・・・



休もう

少し

休もう


少しならいいよね。



　　やっぱり、強くはなかったか・・・


お隣の人は
強く
明るく
あなたを照らして
笑って
おられますね。


そこが
勝因。

勝ち目なし

白旗。


また、泣いて
負けていく。


はやく戻ろう

　　　私の皮に。