ぼくのゆめ
木屋 亞万

ぼくは大きくなったらトラックになりたいです
トラックになったら背中を改ぞうして
大きな大きなポンプをつけます
わきばらにホースをはめて
頭にライトとかがみをつけます

そしたら体をすべて赤くぬってしまいます
白と黒のクレヨンで文字や線を書いたあと
しゅ色の絵の具でていねいに
大きな筆を使ってぬります

雨で絵の具がぬれないようにニスをぬって
火がわかるように小さなアンテナをつけます
そしてサイレンの音を叫ぶ練習をします
パトカーやきゅう急車と違いがわかるように
上手くならないといけません

そうして消防車になったら
ぼくのきらいなお日さまを
消してしまうために
夜をたっぷりタンクに入れます

ホースはジェットのように
水を出して空を飛びます
タイヤは雲を走ります

お日さまについたら夜をいっぱいかけます
昼のあつさがよわくなって
地球がさめれば困っている人が
たくさんすくわれると思うからです


自由詩 ぼくのゆめ Copyright 木屋 亞万 2008-02-02 02:31:13
notebook Home