冬の日
深 緑

前略、DEVOを聴きながら


うつむいた冬の溜息
遠くでおはよう 太陽がそっと包み込む


荒れた喉に あぁ風邪をひいてしまったなぁなんて思っていると
置き薬のセールスマンがやって来て風邪薬の試供品を置いていった
なんて良いタイミングなんだと
台所でコップに水を注ぎ
そんなに苦くはなかった


多分、豆腐が食べたいなぁなんて思っていれば
豆腐のセールスマンがやってきて
試供品を渡しにきそうな感覚さえ芽生えるの


なんでも叶ってしまいそうなの


自由詩 冬の日 Copyright 深 緑 2008-01-31 11:17:14
notebook Home