翠の剣
唐草フウ


頭痛でも笑ってなごませている
乙女さを兼ね備えた剣
身を切るほど抱いていたい

かなしみ、こんにちは
すべてが、かこになる
おもいでを わらってもいい
すきとおる 君は翠


互いに覚えていた
互いに疲れて、惹き合った
ありがとうをもらったから
ありがとうを送った

気を使いながらも走り抜ける剣
触ればきっとけがをする
それでも奥にあるイシへ届きたい


くやしくても いい
納得のいかない顔を
わたしはずっと見ていたい
すきとおる翠の顔 愛らしいその剣





自由詩 翠の剣 Copyright 唐草フウ 2008-01-29 08:04:56
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