鬼ごっこ
蒼穹

答えは きっとあるって思っていた
いつからか 疑問すら 忘れていった
このままでいいのかな いいわけ ないよな

見上げる月は 相変わらず無表情
まるで あの日の君を 見ているよう
知らなくてよかったのに 涙の味なんて

何人殺したかな 心の片隅で
鏡に映る犠牲者 孤独ぶった僕がいる

僕等は きっとこのまま 信じていた
いつからか 理由すら 忘れていった
このままでいいのかな いいわけ ないよな

横切る人は 相変わらず無表情
まるで あの日の僕を 見ているよう
増やしたくなかったのに 痛みの痕なんて

何人生かしたかな 心の片隅で
鏡で嘆く犠牲者 孤独ぶった僕がいた


自由詩 鬼ごっこ Copyright 蒼穹 2008-01-26 19:31:06
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