いい尽くせない愛しさ
ちぇしゃ猫

夜の薄明かり

腕枕された角度で見上げた、
   あなたの閉じた瞼・睫毛の長さ・頬のライン。
 
飼い猫の体を撫でる、
   優しい手つき。

やわらかい声のトーン。

わたしを束縛したがる、
   子どものような我侭も。

何より、
わたしを抱きしめてくれる力強い腕も。

全てが、わたしの体を、心を暖めてくれる。

会えない日だって、
あなたのまなざしを確かに感じるから。

言葉ではいい尽くせない、
愛しいという感情がわたしの中に満ちていく。

ほら、
未来であなたと微笑みあうわたしが見えた。






自由詩 いい尽くせない愛しさ Copyright ちぇしゃ猫 2008-01-26 16:28:14
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