Q&A
ゆるこ



欠落した言葉の答えを知っても
不安定に変わりはない
足枷引いた 午後の街
私の周りだけ、寒い
 
あなたと繋ぐ
高架線越しの体温は
仄かに暖めては
温もりを確実に、消す
 
瞼の奥には
何もかも
楽園が拡がっていると
いうのに。
 
この街でわたしは
なにを探せばいいだろう
その答えを見付けても
あなたは何もないという
 
 
霙 、みたいな関係に
終止符を打ちたいんだ
 
そんなことぼやいたら
あなたは少し、笑った
 
 


携帯写真+詩 Q&A Copyright ゆるこ 2008-01-25 20:52:01
notebook Home