泥濘
草
捨て猫は泥濘で踊る
お婆さんの膝の上の心地好さを思い出しながら
捨て猫は泥濘で踊る
水たまりに映る汚れたトモダチと共に
雨降りの病みは、月明かりを遮り
大好きなトモダチを奪う
捨て猫は泥濘で踊る
さめることの無い夢に苛立ちながら
自由詩
泥濘
Copyright
草
2004-06-23 03:46:24