僕なりの追悼、名もなき魚
れるむ

冷たい水に耐え切れずに
何を思って息絶えたのだろう
異国の水の中で何を思っただろうか

そこに愛がなかったのは必然的なことで
涙がでないのは不思議でも何でもなくて
きっとそれはエゴに象られた冷酷な心

愛すべきものはこの手で足りるほどで
それは少し悲しく
そして少し嬉しくもある

そんなエゴ

だらしなくて、きっと僕は弱い


自由詩 僕なりの追悼、名もなき魚 Copyright れるむ 2008-01-22 02:16:41
notebook Home 戻る