雪の日
湖月

うな垂れたまま空にカメラを向けた
屋上から見えるのはいつも
真っ赤な夕日

今日が晴れだったならそのまま家に帰れた

でも、今日は雪

車のエンジンをかけると流れるのは
いつもおなじ曲で
今日みたいな日には耳を塞ぎたい

あーあー。


いつまで泣いていたら気付いてもらえるの

そう言って
駆けつけてくれるような間柄じゃない人を想ってる






自由詩 雪の日 Copyright 湖月 2008-01-20 23:38:03
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