スペース・ワン
nm6

時空は
踊っていました

ぼくは、といえば
女心などというものはない、
女の人に心があるだけなのだ、と
わかったようなことを思いつきまして

抽象が
めくれていくので
ぼんやりとした電球に
毒づいている間にぼくは
その間にもぼくは
遠くへいってしまうきみの
ただ内部で蒸発して消えていくきみの
さらに遠くへ行脚するのを
怠惰がふるえているのを


自由詩 スペース・ワン Copyright nm6 2008-01-14 00:31:19
notebook Home